ザ・オールディーズの名曲
パット・ブーン+ビリー・ヴォーン楽団の相性の良さ
先回のレコード紹介記事でリトル・リチャードの「Tutti Frutti」を紹介させていただき、それをカヴァーしたパット・ブーンのバージョンの「Tutti Frutti」も紹介させていただきました。
↑パット・ブーン「I’ll Be Home」の7インチ・シングル
その「Tutti Frutti」のヒット・シングルの裏面は、今回取り上げた「I’ll Be Home」で、本作はBillboard全米チャートで最高6位を記録し、イギリスのシングル・チャートでは最高1位を記録する大ヒットとなった。
↑UK盤シングル
日本でもヒットしたらしく、日本盤はカップリング曲が「砂に書いたラヴ・レター(Love Letters In The Sand)」に変更されており、これもまた「I’ll Be Home」同様に素晴らしい完成度です。
↑日本盤シングルのピクチャースリーヴ画像
バックの演奏/編曲を担当したのが、DOTレーベルの音楽担当/A&Rとして手腕を振るったポピュラー音楽界の巨匠=ビリー・ヴォーンよるもので、彼が生み出す軽やかなサウンドと、パットの抑え気味のボーカルの相性は抜群であり、彼らの関係はこの後も続いていく事となる。
↑黒縁の眼鏡とヘアスタイルが素敵なビリー・ヴォーン楽団長
ビリー・ヴォーン(Billy Vaughn、1919年4月12日 – 1991年9月26日)は、アメリカ合衆国の歌手、マルチプレイヤー、指揮者。ポピュラー音楽/イージー・リスニングのヒット・メーカーとして有名。
「I’ll Be Home」の原曲はザ・フランミンゴスのDoo-Wop
↑ザ・フラミンゴス「I’ll Be Home」のUSオリジナル盤・7インチの画像
「I’ll Be Home」の原曲は、シカゴのR&Bグループ=ザ・フラミンゴスが1955年にCHECKERレーベルよりヒットさせた(US R&B #5-)Doo-Wopナンバーであった。
↑The Flamingos
基本的にR&Bを好むタイプなのですが、「I’ll Be Home」に関して言えば、なぜかパット・ブーンのバージョンの方が好きかもしれません。
昔アルバイトをしていた飲食店の有線放送のオールディーズ・チャンネルで、パット・ブーンのバージョンをよく耳にしていたので、おそらく青春の一曲として美化されてしまったのでしょう。
いつ聞いても、その時の情景や心境を鮮やかに思い出させてくれる、自分にとっては、そういった懐かしい気持ちを思い起こさせてくれる特別な一曲なのかもしれません。
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