GOODIES BUT OLDIES

ザ・トラッシュメン/ザ・リヴィングトンズ

THE TRASHMEN

The Trashmen

“SURFIN’ BIRD”

ザ・トラッシュメンによる1963年のヒット曲「Surfin’ Bird」(全米チャート4位)は、OLDIESが好きな人には、わりと知られた曲ではないだろうか。

「Surfin’ Bird」のU.S.オリジナル・シングルのレーベル

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個人的にも初めて聴いた時のインパクトが凄かったのを思い出す一曲である。下に貼った動画でも番組の司会者から「不可思議で、普通ではないサウンドの〜」と登場前に紹介されている。

ザ・トラッシュメンについて

ザ・ビーチ・ボーイズ 他で全米に流行した“サーフィン”音楽ではあるが、彼らはアメリカの内陸地で海のないミネソタ州ミネアポリスで1962年に結成された、サーフ系のロックンロール・グループであった。個人的には、買い付けでミネアポリスにはまだ訪れた事がないが、ボブ・ディラン、ジ・アンドリュー・シスターズ、エディー・コクラン、プリンス、ザ・キャストアウェイズ(The Castaways)等を排出した場所としても知られているし、大変興味深い地域である。

The Trashmen

ザ・トラッシュメンの本質

彼らのもう一曲のヒット曲「Bird Dance Beat」や、サーフ系インスト曲の「Malaguena」、そして「Surfin’ Bird」のシングルの裏面の「The King Of The Surf」等を聞くと、実は正統派のロックンロールをやっているグループなんだな〜、と思わざるをえない。おしなべて演奏も上手いグループであるというのが、率直な感想だ。そんな彼らに転機を与えたのは、以下に紹介するR&Bグループ=ザ・リヴィングトンズの影響があったのだろう。

The Trashmen

THE RIVINGTONS

The Rivingtons

ロサンジェルスのR&Bグループで、元々はザ・シャープス(The Sharps)というグループで、サーストン・ハリスの「Little Bitty Pretty One」なんかで、コーラスを担当していたR&Bグループだった。

“THE BIRD’S THE WORD” & “PAPA-OOM-MOW-MOW”

「The Bird’s The Word」の7インチ・レーベル(と当時のオフィシャル・カンパニースリーブ)

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そんな彼らは1962年に、「The Bird’s The Word」(US Pop #48-)と、「Papa-Oom-Mow-Mow」(US Pop #52- / R&B #27-)というノヴェルティーR&Bのヒットで有名になった。

↓テレビに出演した時の珍しい動画を発見。

「Papa-Oom-Mow-Mow」の7インチ・レーベル(と当時のオフィシャル・カンパニースリーブ)

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この2曲を組み合わせて作られたのが、前述のザ・トラッシュメンの「Surfin’ Bird」で、トラッシュメンの曲中で聞ける「ババババ…」コーラスは、明らかに本作からの影響だろう。

ロックンロールは破壊と創造

以上にご紹介した曲は、ほぼ同曲にも関わらず、アレンジ次第で、新しいロックンロールが創造出来る事が示された好例だと思い、ここに取り上げてみた。

今後もこの「聞き比べ」(仮称)シリーズで、この様な対比をしていきたいと思っております。

 

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