GOODIES BUT OLDIES

バディー・ホリー「Everyday」/「Peggy Sue」

7インチの名盤?

名盤」という言葉は、基本的にはLPアルバムに用いる事が多く、7インチ・レコードには使わないのが通例ではあると思うが、しかしながら所謂2サイダー(読み:ダブルサイダー、ツーサイダー/意味:両面とも最高。”両A面”の意味。海外ではAAとも表記する場合がある。)という7インチが時々存在する。

 

例えば、ザ・ビートルズは20世紀を代表するヒットメイカーなので、発売されたシングルも2サイダー盤が多いと思うが、彼らの代表的なUS CAPITOL盤では「I Want To Hold Your Hand」/「I Saw Her Standing There」や、同じくCAPITOLレーベルのザ・ビーチ・ボーイズでも「I Get Around」/「Don’t Worry Baby」等があり、R&Bのシングルではラリー・ウィリアムスのSPECIALTY盤の「Slow Down」/「Dizzy Miss Lizzy」等が例として挙げられるのではないだろうか。

それらと同様に考えると、バディー・ホリーの「Everyday」/「Peggy Sue」も「7インチの名盤」と言えるゴージャスなカップリングであるだろう。個人的にも、バディー・ホリーの数あるフェイバリット曲の中では、特に好きなシングルだ。

バディー・ホリー

このバディー・ホリーとは、ヒット曲の数々で、50年代のロックンロール黄金期を代表する伝説的な存在となったロックンロール・シンガー、ソングライター、ギター、ピアノ、フィドル、バイオリン演奏だ。ザ・ビートルズをはじめ、彼の影響を受けたアーティストは少なくない。

Charles Hardin Holley (September 7, 1936 Lubbock, Texas, U.S. – February 3, 1959 Clear Lake, Iowa, U.S.) ロカビリー/ロックンロール・シンガー、ソングライター、ギター、ピアノ、フィドル、バイオリン演奏。最初期には中学校の時に友人ボブ・モントゴメリーとのコンビ、バディー&ボブ(Buddy & Bob)を結成し、カントリー&ブルーグラスを演奏して活動。地元のラジオ局KDAVにも出演し、地元ではトップの人気を誇るアーティストとなる。その後1955年に、エルヴィス・プレスリーに影響をうけてロカビリーに音楽スタイルを変更。1956年にDECCAレーベルと契約しザ・クリケッツ名義で数枚のレコードをリリースしたが、ヒットは生まれなかった。その後スタジオオーナーでもあったノーマン・ペティーをマネージャーに採用し、ニューメキシコ州クローヴィスにある彼のスタジオで録音した「That’ll Be The Day」がBRUNSWICKレーベルよりリリースされてナショナル・ヒットを記録する。以降は「Oh Boy!」のヒットや、CORALレーベルに移ってからも「Peggy Sue」等、多数のヒットを連発し、50年代を代表するロックンロールスターとなりました。メガネをかけた親しみやすいヴィジュアルや、ポップでキャッチーなロックンロール感覚は、ザ・ビートルズはじめ、多くの後続アーティストに影響を与えた伝説のロッカーです。1959年1月23日にリッチー・ヴァレンス、ビッグ・ボッパーらと共に飛行機事故で他界した。

Everyday

【バディー・ホリーのレコードをナイトビートレコードで探してみる】

本作は1958年の大ヒット曲(全米ポップチャート3位)で、”バディー・ホリー“名義でリリースされているが、実質的にはザ・クリケッツのドラマー、ジェリー・アリソンがパーカッションの代わりに膝を打ち、ベーシスト、ジョー・B・モウルディンはスタンドアップ・アコースティック・ベースを演奏し、プロデューサーのノーマン・ペティは、チェレスタ(またはセレスタと呼ぶ)を演奏しているセッションだ。

個人的には1986年の映画『スタンド・バイ・ミー』にも挿入されていた作品としての印象が非常に強く、自分自身の青春のサントラを作るとしたら、多分選曲するであろう、思い入れのある一曲だ。

また日本ではあの曲の元ネタとしても知られる様になった作品ではないだろうか。

ちなみに本作は、ローリングストーン誌が選ぶ「ザ・500・グレーテスト・ソングス・オブ・オール・タイム」で第238位に選定されている。星の数ほどある音楽記録の中で、最も重要とされる500位の圏内に入るだけで、それはそれほどの価値があるという事の証明になるだろう。

Peggy Sue

↑「Peggy Sue」のスタジオ録音バージョン。

↑「Peggy Sue」のLIVEバージョン。

【バディー・ホリーのレコードをナイトビートレコードで探してみる】

Everyday」のシングルの裏面は「Peggy Sue」で、こちらはザ・クリケッツのドラマー、ジェリー・アリソンが作詞作曲をしており、当時彼の恋人だった“ペギー・スー”の事を歌った、ロックンロール・ラヴ・ソングだ。

Jerry Allison

ザ・クリケッツのドラマー、ジェリー・アリソンの演奏による”ルーディメンツ”という小太鼓の基礎奏法による「ドコドコドコドコ…」というリズムが印象的なロックンロール・ナンバーで、本作のアレンジを応用した作品では、バディー・ホリーの熱心な信者だった、トミー・ローによる1960年の大ヒット曲「Sheila」が有名ではないだろうか。

Tommy Roe

こちらもローリングストーン誌が選ぶ「ザ・500・グレーテスト・ソングス・オブ・オール・タイム」では第194位と高順位に選定されており、さらにはロックンロールの殿堂/博物館では「ロックンロールを形成した一曲(Rock’n Roll Hall of Fame – 500 songs that shaped rock」という栄誉あるリストにも選定されているロック史における重要作品です。

やはり、大変に素晴らしい7インチ・シングルだ。

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